鬱宮ハルビンの決戦

An Infographic of The Decisive Battle

原作小説『鬱宮ハルビンの決戦』本編はこちら ↗

PROLOGUE

東シナ海の緊張の焦点、魚釣島。その地下に眠る旧日本軍施設を、中国共産党は巨大な「制空電磁拠点」へと作り変えようとしていた。計画名は〈黒蓮計画〉。その成功の鍵は、世界を無意識に改変する日本の女子高校生「涼宮ハルヒ」の情報を基に生み出された、負の感情制御兵器――「鬱宮ハルビン」だった。

FACTIONS

SOS団 & 自衛隊

世界を不思議でいっぱいにするためのSOS団と、日本の平和を守る自衛隊が、前代未聞の即席タッグを結成。規格外の能力と最新鋭の装備で、国家の危機に立ち向かう。

涼宮ハルヒ: SOS団団長。万能の神にも等しい現実改変能力の持ち主。退屈が大嫌い。
キョン: 唯一のツッコミ役。常識人でありながら、最も無茶な状況に巻き込まれる。
長門有希: 対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース。超絶ハッキング能力で戦況を支配する。
朝比奈みくる: 未来人。戦闘能力は皆無だが、その存在は団の癒やし。
古泉一樹: 超能力者機関の一員。念動力で物理的障壁を排除する。
東條憲太郎曹長: 陸自小隊長。プロの軍人として、高校生たちとの困難な作戦を指揮する。

鬱宮ハルビン & PLA

中国共産党指導部の野望〈黒蓮計画〉を実行する部隊。涼宮ハルヒの「負の側面」から生まれたハルビンが、その絶望で無人兵器群を支配し、世界を灰色に染めようとする。

鬱宮ハルビン: 負の感情制御兵器。ハルヒのクローン。「鬱律」でドローンを操り、「鬱弾」で全てを破壊し、崩壊させる。
中国人民解放軍 特殊作戦群: ハルビンを護衛し、魚釣島を物理的に占拠するエリート部隊。
玄武ドローン・フリート: ハルビンの感情と直結した400機の無人兵器群。魚釣島に鉄壁の防空網を形成する。

ENEMY ARSENAL: 玄武ドローン・フリート

🐝

攻撃型〈蜂刺〉

圧倒的火力を誇る主力。四連装機関砲と自爆突撃で橋頭堡を地獄に変える。

🦅

哨戒型〈夜鷹〉

高度なセンサーでジャングル内の標的を索敵。ハルビンの「鬱律」を媒介し、兵士の士気を奪う。

🐍

輸送型〈蛇腹〉

物資輸送が主任務だが、蛇腹状アームで敵兵を捕獲し、戦線を混乱させる。

🐺

妨害型〈餓狗〉

強力なジャミングで通信を遮断。部隊を孤立させ、地下要塞を死の迷宮に変える。

BATTLE TIMELINE

第一章: 漆黒の上陸

鬱宮ハルビンとPLA特殊部隊が魚釣島に上陸。旧日本軍施設を占拠し、400機のドローン群を展開。島は外界から完全に封鎖される。

第二章: SOS団招集!

石垣島でバカンス中のSOS団に、自衛隊から緊急の協力要請が入る。事態の深刻さを知り、ハルヒは即座に出動を快諾。即席合同チームが結成される。

第三章: ビーチヘッド・ブレイク

夜明け前の強行上陸作戦。攻撃型〈蜂刺〉の猛攻に対し、長門のハッキング、ハルヒの虹色シールド、古泉の念動力が炸裂。激戦の末、橋頭堡を確保する。

第四章: ジャングル・チェイス

島のジャングルで哨戒型〈夜鷹〉による精神攻撃を受ける。混乱の中、キョンが輸送型〈蛇腹〉に拉致されるも、機転を利かせ敵の物資集積地を爆破する。

第五章: 地下要塞コリドー死線

地下要塞に突入するが、妨害型〈餓狗〉により通信を遮断され孤立。ハルビンの『鬱律』による精神攻撃に苦しむが、長門の逆位相パルスで切り抜ける。

第六章: ハルヒ VS ハルビン

ついに司令中枢室で対峙する、光と影の二人のハルヒ。繰り出される『鬱弾』と『再構築弾』。絶望的な戦況の中、SOS団がたどり着く結末とは…?物語のクライマックスは、ぜひ本編で。

EPILOGUE

蜂雲が去り、凪を取り戻した東シナ海。戦いの後、二人のハルヒが交わした言葉とは。そして、祝勝会の席で涼宮ハルヒが宣言した、SOS団の次なる突拍子もない目標とは一体…?